四国河川ニュース《2/21(土)〜2/27(金)》No.130


○今週のニュース○
    ○肱川水系河川整備計画(素案)に関する公聴会を開催(肱川水系 愛媛県)
    ○第2回四万十川自然再生協議会が開催される(渡川水系 高知県)
    ○第23回那賀川流域フォーラム2030開催される(那賀川水系 徳島県)
    ○中筋川流域委員会が開催される(渡川水系 高知県)
    ○砂防講演会を開催(吉野川水系 徳島県)
    ○「四国のみずべ八十八箇所64〜66」のご紹介
   


1.肱川水系河川整備計画に関する公聴会を開催
                       (肱川水系 愛媛県)


○2月27日(金)、愛媛県大洲市において「肱川水系河川整備計画」に関する公聴会を開催しました。会場では約180人の方々が傍聴されました。
○公聴会では、「肱川水系河川整備計画(素案)」について、流域住民の中から公募で選ばれた10名の方々が、素案に関しての意見を述べられました。
○素案に対し、「計画を評価する」、「肱川の治水、水質改善、自然な流れの回復などを早急に実施して欲しい」という意見がある中で、「治水は堤防整備と
  森林整備で」、「生態系保護の面から山鳥坂ダム建設については反対」という意見もありました。
○素案に対する流域住民の皆様のご意見は、この公聴会のほか意見交換会、ハガキ、インターネット、情報コーナーなどでも広く募集してきました。
○これまでに頂いた住民の方々の意見を可能な限り反映させた案を作成し、3月中に「第4回肱川流域委員会」を開催、学識者の意見を聴き、関係機関と
  協議のうえ早期に河川整備計画を策定したいと考えています。

2.「第2回四万十川自然再生協議会総会」開催される
                          (渡川水系 高知県)

○2月21日(土)、中村市防災センター(四万十川防災ステーション内)にて、四万十川自然再生協議会の第2回総会が開催されました。
○本協議会は、「市民が自ら考え、行動し、清流四万十川を次世代に引き継ごう」を合い言葉に47の団体が集まり、平成14年11月7日に発足したものです。
○総会には、加盟47団体の内30団体と行政あわせて55名が出席し、四万十川水辺88箇所の取り組み、エコライフフェアの参加、河川清掃の実施、
  自然観察会の実施等この1年間の取り組みについて報告されました。
○また、今後これらの事業を継続しながら、取り組みを流域全体に拡げていくことが確認されました。

3.「第23回那賀川流域フォーラム2030」開催される
                          (那賀川水系 徳島県)

○2月21日(土)、委員27名(全委員35名)、運営会議委員4名参加のもと、「第23回那賀川流域フォーラム2030」が、那賀川町町民センターで開催されました。
○今回のフォーラムでは、「河川に関わる教育・文化・広報活動のあり方、河川情報の発信」についての対策の討議を行い、「那賀川・桑野川河川整備計画原案
  骨子のとりまとめ」に向けて事務局からの「とりまとめ方針(構成)の素案」について討議が行われました。
○次回のフォーラムは、3月13日(土)阿南市文化会館において、「河川整備計画原案骨子のとりまとめ」について議論が進められる予定です。
 

4.第5回中筋川流域委員会が開催される
                  (渡川水系 高知県)

○2月23日(月)、中村市において第5回中筋川流域委員会が開催されました。
○委員会は、平成13年12月27日に策定された中筋川整備計画のフォローを目的に開催されたもので、横瀬川ダム(工事用道路、山林保全制度)、
  中筋川河道整備(堤防工事、樹木伐採)等の進捗状況及び今後の予定について報告されました。
○また、中筋川ダム水源地域ビジョン、平成15年5月台風4号における洪水調節効果等についても報告されました。
○工事の濁水対策や魚類への配慮、樹木伐採に対する意見の他、地域代表から現状の堤防・ダムに対する意見が出され議論が行われました。
○今後も中筋川流域委員会を開催し、進捗等についてフォローを行て行く予定です。

5.砂防講演会を開催
      (吉野川水系 徳島県)

○2月24日(火)、徳島県池田町で砂防講演会(主催:四国直轄砂防事業促進期成同盟会・四国山地砂防事務所)が開催され、地元住民や役場関係者ら
  約250人が出席しました。
○講演会は、土砂災害への防災意識啓発を目的に行われたもので、全国の土砂災害等を訪れ本にまとめた幸田文(文豪・幸田露伴の二女)の孫で作家の
  青木奈緒さんを講師に招き「動く大地の見えない話」と題して講演して頂きました
○青木さんは、「25年前に祖母が見つめた「崩れ」などを再訪し、スケールの大きさに圧倒される。砂防は自分の国や自然を考える転機となり、砂防の重要性を
  考えてほしい」などと話されていました。
○このほか、岡本事務所長が、四国山地の土砂災害の現状などについて説明しました。
○今回の講演では、会場がすぐ満員となり、会場に入りきれず廊下で聴講する人も出るほど大盛況でした。今後ともこのような講演会を積極的に
  開催していきたいと考えています。

6.「四国のみずべ八十八箇所64〜66」の紹介
                (四国地方整備局)

【愛媛県】
64番 河原津海岸(愛媛県東予市)
     ポイント:絶命の危機に瀕している“生きている化石”カブトガニの繁殖地。海岸がカブトガニでいっぱいになる「カブトガニの里」の復活を目指して、
          幼生の放流などが行われている。1年を通して潮干狩りが楽しめるほか、春には珍しい立て干し網も体験できる。

65番 武丈公園と加茂川(愛媛県西条市)
    ポイント:加茂川沿いの市民公園で、桜の名所として名高い。春爛漫の景観が川面に映え、大勢の花見客でにぎわう。夏は水泳やキャンプも。
          秋の「西条祭り」では豪華絢爛なだんじりみこしが、加茂川の清流をしずしず渡っていく“川渡り”を見物できる。

66番 西条アクアトピア(愛媛県西条市)
    ポイント:国土庁(現国土交通省)から「水の郷」に認定されている西条市を象徴するみずべ。市街地を流れる約2.4キロの「アクアトピア水系」は、
          官民一体となった清流保全活動により、四季折々の花が咲き、アユやハヤなどが泳ぐ。市民の誇りとして親しまれている。


※写真等詳細は四国地方整備局ホームページhttp://www.skr.mlit.go.jp/または「四国のみずべ八十八カ所 MAP」でご覧いただけます。
  MAPについては「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省四国地方整備局河川部河川計画課内TEL087-851-8061)
  までお問い合わせ下さい。



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      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
       FAX 087-851-8474(河川計画課)
      

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