四国河川ニュース《1/17(土)〜1/23(金)》No.125


○今週のニュース○
    ○第4回重信川の自然をはぐくむ会を開催  (重信川水系 愛媛県)
    ○水文観測員に感謝状の授与式
                  (重信川水系 松山河川国道事務所)
                  (渡川水系  高知河川国道事務所)
                  (吉野川水系 徳島河川国道事務所)
    ○肱川水系河川整備計画(素案)を公表   (四国地方整備局)
    ○「四国のみずべ八十八箇所49〜51」のご紹介
   


1.第4回重信川の自然をはぐくむ会を開催
                   (重信川水系 愛媛県)


○1月20日(火)愛媛大学工学部本館において、「第4回重信川の自然をはぐくむ会」(会長:愛媛大学工学部教授 矢田部龍一)が開催されました。
○会では、規約が承認された後、「重信川いきいきネットワーク計画(案)」について意見交換を行いました。
○その後、「ハード部会」(主に施設計画について検討)と「ソフト部会」(主に維持管理活動や環境学習などの取り組みについて検討)に分かれて、今後の方針や
  取り組みについて活発な議論がなされました。
○部会には、地域部会「松原泉を再生・保全する会」から会長、副会長、会員2名が参加し、地域の意見も聞くことができました。
○ハード部会では、いきいきネットワーク計画の拠点地区のうち平成16年度から施工予定としている森松地区「松原泉と小川の再生」、広瀬霞堤「湿地の再生」の
  具体的な施設配置計画について議論がなされました。
○ソフト部会では、今後ソフト面の取り組みは、大学・NPOが中心となり、活動していくことが決定され、事務局を大学に設置し、活動の拠点とするほか、
  情報の集約・発信などについても検討していくこととなりました。
○今後は、地域と共に、更に詳細な施設計画や具体的な取り組み・活動について検討していく予定です。

2.水文観測員に感謝状の授与式

○授与式は、平成15年12月31日に普通観測制度廃止に伴い永年にわたって観測に従事して頂いた観測員に対して、委嘱解除の辞令交付及び感謝状授与、
  懇談会を行い、永年の観測の労に感謝の意を表するために行ったものです。
○前回掲載した高知河川国道事務所に引続き3事務所の取組みについて報告します。

(重信川水系 松山河川国道事務所)
○1月19日(月)、東京第一ホテル松山にて松山河川国道事務所に関係する水文観測員10名に感謝状を贈呈しました。
○観測員からは、「増水時に量水板に引っかかったゴミを取り除いて観測を行った」、「台風の時には夜中に水位を見にいった」等観測の苦労話を伺う一方、
  「日課となっていた観測がなくなり、穴があいた様な感じがする」「家族で助け合いながら観測を行っていた」、等温かいお話を頂きました。
○また、観測員から「これからも何かあれば、いつでも対応するので電話して下さい」などの言葉を頂くこともできました。普通観測員制度は廃止されましたが、
  今後もつながりを大切にしていきたいと感じました。長い間お疲れさまでした。

(渡川水系 中村河川国道事務所)
○平成16年1月21日(水)、中村市内の『新ロイヤルホテル四万十』において、中村河川国道事務所に関係する水文観測員29名の出席のもと、
  『水文観測員感謝状授与式』を行いました。
○観測員の方からは、『ほっとした』『まだまだ続けたかった』『手当がなくなるので困る』等いろいろなお話を伺いましたが、観測員の皆様が真剣に水文観測に
  あたられていたお気持ちが大変伝わってきました。
○翌日には早速『川の応援団』への応募が1通届き、四万十川への関心の高さ、四万十川を愛する気持ちが、かたちとなって表れました。

(吉野川水系 徳島河川国道事務所)
○1月21日(水)にウェルシティ徳島にて徳島河川国道事務所管内の水理観測員68名のうち24名の出席のもと感謝状贈呈式を開催しました。
○懇談会では、観測員の皆様から「毎日、観測するのは大変だったが良い思い出になった。」、「いざ終わるとさみしいね。」、「観測のおかげで、いろいろ
  川のことに興味がもてた」などのお話がありました。
○事務所においても、普通観測制度で得られた貴重な財産を今後とも活用するとともに、観測網の一層の充実を図り、治水計画や防災対策等に万全を期して
  参りたいと思います。

3.肱川水系河川整備計画(素案)を公表

○1月23日(金)四国地方整備局は、肱川河川整備計画(素案)を公表しました。
○この素案は、大洲河川国道事務所ホームページ上で公開するとともに、流域内の国土交通省関係事務所及び愛媛県大洲土木事務所でも配布します。
  肱川流域の住民の皆さんの幅広いご意見をお願いします。
○また、平成16年2月2日からは、本素案に関する意見交換会を流域内の5箇所で開催します。さらに、平成16年2月27日に大洲市において
  公聴会を開催します。
○素案の公表、意見交換会の開催、ハガキ・インターネット等による意見募集、公聴会の開催及び公述の人公募の周知については
  大洲河川国道事務所ホームページでご覧いただけます。
   URL        http://www.skr.mlit.go.jp/oozu/
○意見の応募については、ハガキの他四国地方整備局ホームページ、電子メール、FAXでも可能となっています。
   URL         http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/
   メールアドレス   hijikawa@skr.mlit.go.jp
   FAX         087−851−8474

4.「四国のみずべ八十八箇所49〜51」の紹介
                (四国地方整備局)

【愛媛県】
49番 肱川河口《長浜大橋》(愛媛県喜多郡長浜町)
    ポイント:河口に架かる長浜大橋は現役で動く日本唯一の鉄鋼開閉橋。「赤端」とも呼ばれている。秋から春にかけて、夜間の冷え込みで発生した
          大量の霧が、風とともにその橋を吹き抜けていく現象は“肱川あらし”といわれ、神秘的な風物詩として有名である。

50番 大洲を流れる肱川(愛媛県大洲市)
    ポイント:大洲市の文化や暮らし、そして景観に欠くことのできない肱川。夏の鵜飼いや花火大会、秋のいもたきなど、数多くのイベントが川や川原で
          行われている。江戸時代に治水のために植樹されたエノキの並木も、今や見逃せない景観の一つになっている。

51番 内子の屋根付き橋(愛媛県喜多郡内子町)
     ポイント:山里の石畳地区に佇む屋根付き橋。その数は日本一である。下を流れる麓川の周辺には棚田が広がり、5月末から8月上旬には
          ゲンジボタルやヘイケボタルが乱舞する。地元の「石畳を思う会」がホタルの学習会、観察会を実施している。


※写真等詳細は四国地方整備局ホームページhttp://www.skr.mlit.go.jp/または「四国のみずべ八十八カ所 MAP」でご覧いただけます。
  MAPについては「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省四国地方整備局河川部河川計画課内TEL087-851-8061)
  までお問い合わせ下さい。



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      四国地方整備局 河川部 防災対策官 則 勢
      〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
       FAX 087-851-8474(河川計画課)
      

四国地方整備局 ホームページURL(河川)
 http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html
 四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)
    http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/news/news.html



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