四国河川ニュース《1/10(土)〜1/16(金)》No.124
○今週のニュース○
○肱川水系河川整備計画策定に対する取組み (肱川水系 愛媛県)
○「吉野川シナダレスズメガヤ対策検討委員会」を設立 (吉野川水系 徳島県)
○水文観測員に感謝状の授与式 (土器川水系 香川県)
○「四国のみずべ八十八箇所46〜48」のご紹介
1.肱川水系河川整備計画策定に対する取組み
(肱川水系 愛媛県)
○平成16年1月23日(金)に肱川水系河川整備計画(素案)を公表します。この素案について流域住民の方々ご意見をお聴きするためハガキや、インターネット
による意見の募集を同日より開始します。
○肱川河川整備計画は、すでに国土交通大臣により策定されている肱川水系河川整備基本方針に沿って四国地方整備局と愛媛県が共同で策定を
進めてきました。
○このたび公表される素案は、大洲河川国道工事事務所のホームページで公開するとともに、流域内の国土交通省関係事務所及び愛媛県大洲土木事務所でも
配布します。
○また、平成16年2月2日からは、本素案に関する意見交換会を流域内の5箇所で開催します。さらに、平成16年2月27日に大洲市において公聴会を
開催します。
○素案の公表、意見交換会の開催、ハガキ・インターネット等による意見募集、公聴会の開催及び公述の人公募の周知については大洲河川国道事務所
ホームページでご覧いただけます。
URL http://www.skr.mlit.go.jp/oozu/
○意見の応募については、ハガキの他四国地方整備局ホームページ、電子メール、FAXでも可能となっています。
URL http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/
メールアドレス hijikawa@skr.mlit.go.jp
FAX 087−851−8474
2.「吉野川シナダレスズメガヤ対策検討委員会」を設立
(吉野川水系 徳島県)
○1月15日(木)に徳島河川国道事務所は、「吉野川シナダレスズメガヤ対策検討委員会」(委員長:岡部健士徳島大学工学部教授)を設立しました。
○外来種であるシナダレスズメガヤ(英名:ウィーピングラブグラス)は南アフリカ原産の多年生のイネ科の草本で、河川内に繁茂することで在来種の排除による
生態系の低下や河原の微地形を変化させるなど、環境面や治水面への問題を引きおこす恐れがあります。
○本委員会では、近年、吉野川の河原において急激に繁茂してきている、シナダレスズメガヤについて対策の試験施工やモニタリング調査を実施しながら
基礎的な資料を得るとともに、河川環境に与える影響などの問題点を把握し、その対策を検討することとしています。
○第1回の委員会では、河道内での繁茂状況や、砂をトラップしマウンドを形成している様子等を現地調査した後、シナダレスズメガヤの分布状況、生態的特徴、
生育場の条件、現状の課題とその対応、駆除方法等についてご意見を頂きました。
○委員会は2カ年を予定しており、第2回委員会は3月初旬に対策の試験施工案について検討して頂く予定です。
3.水文観測員に感謝状の授与式
(土器川水系 香川県)
○1月15日(木)、丸亀市水防センターにてに香川河川国道事務所に関係する普通観測員6名に感謝状を贈呈しました。
○昨年末に普通観測が廃止したことにより実施したもので、普通観測員に委嘱解除の辞令交付、感謝状の贈呈、観測員の横顔スライド、川の応援団募集、
昼食懇談会を行いました。
○関係者6名の内1名が所用で欠席となり、2名が代理となった結果、5名全員が女性の方での式となりました。
○観測員からは、「出水時に量水板にからまったゴミを危険を顧みずして取り除いた」、「出水時には30分おきにデータを報告した」等観測の苦労話を伺う一方、
「毎日の観測が楽しみだった」、「観測で家族の絆が深まった」等温かいお話を頂きました。
○観測員の方から寄せられた句です。
土器川の水を見つめて三十五年
われは老いゆく流れは永久に
観測の労認められ叙勲受く
豊明殿に畏みて立つ
4.「四国のみずべ八十八箇所46〜48」の紹介
(四国地方整備局)
【愛媛県】
46番 薬師谷渓谷(愛媛県宇和島市)
ポイント:宇和島市内から車で約20分の“町に近い秘境”。奇石と清流の間を縫って遊歩道が整備され、岩戸の滝、雪輪の滝、千畳敷など変化に富む
景観と幽谷美を堪能できる。夏にはそうめん流しも行われる。近くに良い温泉があるのも魅力だ。
47番 滑床渓谷(愛媛県宇和島市)
ポイント:清流と豊かな水量を誇る渓谷で、広い範囲に景勝地が続き、訪れた人を飽きさせない。その中でも「雪輪の滝」は、「日本の滝百選」にも選ばれた
名瀑で、巨大な一枚岩の上を水がゆっくりと流れ落ちる様子は、見るものを引きつける。
48番 佐田岬からの夕陽(愛媛県西宇和郡三崎町)
ポイント:佐田岬半島は日本一細長い半島。その先端、佐田岬から眺める夕景は、まさに絶景である。灯台を含めた一幅の絵画のような風景を眺めるには
椿山展望台がベスト。聞こえる音は風と潮騒だけ。悠然とした時の流れを実感できる。
※写真等詳細は四国地方整備局ホームページhttp://www.skr.mlit.go.jp/または「四国のみずべ八十八カ所 MAP」でご覧いただけます。
MAPについては「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省四国地方整備局河川部河川計画課内TEL087-851-8061)
までお問い合わせ下さい。
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■連絡先■
四国地方整備局 河川部 防災対策官 則 勢
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
FAX 087-851-8474(河川計画課)
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