四国河川ニュース《11/15(土)〜11 /21(金)》No.117


○今週のニュース○
    ○水質浄化施設を小学生が見学 (肱川水系 愛媛県)
    ○土器川源流碑建立 (土器川水系 香川県)
    ○手づくり郷土賞を受賞 (香川県塩江町)
    ○ペレットストーブ登場〜間伐材の有効活用〜 (四国地方整備局)
    ○「四国のみずべ八十八箇所」(25〜27)のご紹介
   


1.水質浄化施設を小学生が見学
             (肱川流域 愛媛県)


○肱川流域の野村町山瀬川に設置された水質浄化施設を野村小学校の4年生52名、大和田小学校の3年生12名が社会科の授業の一環として
  見学に訪れました。
○この浄化施設は、今後の肱川の浄化事業をより発展させるための試験及び流域において実施されている水環境改善に関する取り組みを広く紹介し、
  地域の方々に河川の水質浄化と保全に取り組んで頂くことを目的に、野村町山瀬川、肱川町河辺川、内子町清正川の3カ所に設置された肱川流域
  浄化施設の一つです。
○児童たちは、国土交通省の担当者より肱川の概要や浄化施設の仕組みについて説明を受けた後、施設を見学し、パックテスト(簡易水質試験)に
  より、浄化する前の水ときれいになった水を比較し、施設の効果を確認していました。
○将来の肱川流域を担う子供たちから、肱川や水質などに関する活発な質問があり、予定時間を経過してしまうほどでした。

2.土器川源流碑を建立
        (土器川水系 香川県)

○11月19日(水)に香川県仲多度郡琴南町(徳島県三野町との県境)において、土器川源流碑建立記念式典を実施しました。
○土器川の源流は、これまでに数回の現地調査を行ったようですが、決定には至っていませんでした。今回、琴南町をはじめ流域市町と香川県が
  現地調査、協議を行い位置を特定し源流碑を設置しました。
○碑は縦1.0m、横1.5m、厚さ0.3mの砂岩で表に「土器川源流」裏に「大地を潤す土器川の水」のキャッチフレーズと関係者の名称が書かれて
  います。
○式典当日は、小学生による「源流の水を守る宣言」、「流域の誓い(流域市町が土器川の石を持ち寄り源流碑土台に埋め込む)」を実施しました。
  これを機に、今後土器川を通じた上下流の連携が深まることを期待しています。

3.手づくり郷土賞を受賞
        (香川県 塩江町)

○11月20日(木)香川県塩江町において、「手づくり郷土賞」認定証の伝達式が行われました。
○この度の受賞は、香川県の砂防事業に関連して塩江町が実施した「内場川水と緑豊かな渓流砂防事業」が平成15年度「手づくり郷土賞」
  地域整備部門に認定されたものです。
○現地「奧の湯公園キャンプ場」において、国土交通大臣の認定証が香川河川国道事務所より伝達されました。また、国土交通大臣直筆の銘板が
  (社)四国建設弘済会より贈呈されました。
○現地は、徳島県境に近い深山の渓流であり、地域内外の人々に親しまれる水辺空間が形成されおり、紅葉映える背景のもと、式典は滞りなく行われ、
  その後、地元住民との交流会も和やかなうちに行われました。

  ※「手づくり郷土賞」
   様々な創意工夫により地域の魅力を創出し、または地域のシンボルとなっている各種の
   良好な社会資本及びそれとの関わりを持つ良質な地域活動を選定し、これを広く紹介し、
   国土交通大臣が表彰する制度です。

4.ペレットストーブ登場     (四国地方整備局)
          〜間伐材の有効活用〜

○11月から本局ロビーと河川部長室に、間伐材より造られる木質ペレットを燃料とした「ペレットストーブ」を設置しました。
○これは、水源地である嶺北地域の活性化への持続可能な支援策の一案として試行されているものです。
○また、このストーブは炎のゆらぎが心地よく、心をいやすヒーリング効果があるようです。四国地方整備局にお越しの際は是非ともご覧下さい。

 ※ペレットストーブの特徴
  @ペレットストーブは、木質ペレットを燃料としたファンヒーターです。
  A木質ペレットとは、間伐材などをオガクズにして粒状に固めたものです。
  B排気をしているため、屋内の空気を汚さず、換気を必要としません。
  C最大出力で、約60畳の広さの部屋を暖めることができます。

5.「四国のみずべ八十八箇所25〜27」の紹介
                (四国地方整備局)

【高知県】
25番 物部川河口(高知県香美郡吉川村)
    ポイント:物部川と太平洋の荒波が出会う空間で、開放感いっぱいのダイナミックな景観が広がる。アオサギなどの水鳥が飛来し、水辺にすむ
          小動物も多い。自然観察や癒しの場となっている。地域活性化を目指して、物部川祭りやウオーキング大会も行われている。

26番 兼山三又のみずべ(高知県香美郡野市町)
    ポイント:江戸時代に土佐藩の家老として、新田開発に尽力した野中兼山が開いた水路。昔ながらの石積みを残しながら、現在でも地域の
          農業用水として使われている。川べりには散策路があり、春には満開の桜の下、散歩やハイキングが楽しめる。

27番 別府狭(高知県香美郡物部村)
    ポイント:物部川の源流部に位置する、高知県を代表する渓谷の一つ、春から夏にかけて、清流と周囲の緑が織りなす爽快な景観が楽しめる。
          また、紅葉シーズンには「もみじ祭」などのイベントが催されることもあって、県内外から訪れる多くの観光客でにぎわう。

※写真等詳細は四国地方整備局ホームページhttp://www.skr.mlit.go.jp/または「四国のみずべ八十八カ所 MAP」でご覧いただけます。
  MAPについては「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省四国地方整備局河川部河川計画課内TEL087-851-8061)
  までお問い合わせ下さい。



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      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
      FAX 087-851-8474(河川計画課)
      

四国地方整備局 ホームページURL(河川)
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