四国河川ニュース《8/23(土)〜8 /29(金)》No.105


○今週のニュース○
    ○第3回吉野川フィールド講座を実施(吉野川水系 徳島県)
    ○平成15年度第1回吉野川上流域対策推進懇話会幹事会(吉野川水系 高知県)
    ○砂防ボランティア講習会(吉野川水系 徳島県)
    ○総合防災訓練を実施(四国地方整備局)
      【川に係わる活動】
    ○川に係わる活動「四国未来人交流会」(肱川水系 愛媛県)
    ○肱川で「カヌーツーリング駅伝大会」(肱川水系 愛媛県)
   


1.第3回吉野川フィールド講座
            (吉野川水系 徳島県)


○8月24日(日)第3回吉野川フィールド講座として、吉野川のダム・砂防施設の見学を参加者33名で実施しました。
○当日は、バス2台に分乗して高知県の早明浦ダム、砂防資料館、たかたび堰堤群、怒田・八畝の地すべりなどを見学しました。
○見学場所では、担当者から施設の役割や事業の必要性などの説明が行われ熱心に聞かれていました。
○参加者からは早明浦ダムの働きや地すべりなどについて知ることができてよかった。また、もっとゆっくり見学したかった等の意見が出ました。

2.平成15年度第1回吉野川上流域対策推進懇話会幹事会
                             (吉野川水系 高知県)

○8月26日(火)吉野川上流域対策推進懇話会は土佐町において幹事会を開催しました。今回はオブザバーとして大豊町、本山町、本川村
  (都合のため欠席)に参加をお願いしました。
○会では、各機関の積極的な取組が必要であること、連携施策を懇話会に提案し連携を深めること、懇話会で嶺北地域における将来の青写真を
  創造すること、大豊町・本山町・大川村が懇話会に加入すること、懇話会の早期開催などが決定されました。

3.平成15年度第2回砂防ボランティア協会四国連絡会
                           (吉野川水系 徳島県)

  〜「地震と土砂災害」に関する講習会〜

○8月28日(木)、第2回砂防ボランティア協会四国連絡会が国、県の5協会から総勢25名の参加のもと四国山地砂防事務所で開催されました。
○会議では、相互の連携を具体化するため、各関係機関の広報誌を活用しながら砂防ボランティアの活動や住民への啓発活動を行うこと、
  11月7日に大豊町で土砂災害防止講習会を開催することなどが決まりました。
○午後は、会場を替えて「地震と土砂災害」に関する講習会を実施しました。講習会には、事務所職員をはじめ四国山地砂防ボランティア協会
  (SVA)から約70名が参加し講習を行いました。
○講習内容は、「東南海・南海地震について」と題して四国山地砂防事務所長より地震被害等の概要について、また「地震と土砂災害」について
  四国山地砂防ボランティア(SVA)二宮会長より、地震について技術者としての基礎知識及び地震時に危険な斜面等の特徴と点検の留意点等
  の講習がありました。
○また、徳島県砂防防災課元村整備・管理担当係長からは、平成12年10月に眉山で発生した「山路(眉山)地すべり」の岩盤斜面崩壊の経緯と
  対策についての説明がありました。いずれの内容も業務に直結する有意義なもので、質疑応答も活発に行われました。
○今後も様々な講習会を実施し砂防ボランティアの連携の強化、職員等の技術向上を目指したいと考えています。

4.総合防災訓練を実施
        (四国地方整備局)

  〜南海地震を想定し午前7時〜13時まで参集訓練、防災訓練を実施〜

○9月1日の「防災の日」に総合防災訓練を実施しました。訓練は、南海地震、津波を想定した内容で行われました。
○早朝の職員参集訓練に始まり、四国管内で地震、津波による災害を想定した情報連絡訓練、災害復旧訓練、災害対策用機械の派遣訓練など
  多岐にわたって行われました。
○直轄事務所だけでなく4県とも連携して多くの職員が参加しました。

  【川に係わるイベント】

5.「四国未来人交流」
       (肱川水系 愛媛県)

○8月23日(土)、24日(日)の2日間大洲市、肱川町において、四国河川文化ネットワーク主催の「四国未来人交流」が開かれました。
○この交流は、昨年11月に徳島県三好町で行われた「世界水フォーラムプレイベント」に参加した子どもたちの継続的な交流、次世代の川の
  継承者育成などを目的に行われました。
○四万十川流域、肱川流域に住む小学生〜高校生までの18名が参加し、企画・運営は子供たちが主体となって行いました。
○23日は野外活動でのカヌー体験・水質調査・清掃活動、学習会では四万十川や肱川に関する学習、河川クイズ、川に関する質問、意見交換
  などが行われました。
○24日は、野村ダム見学バスツアー、大洲JC主催の「未来人スクール筏下り」に参加、子どもたちの多くは初めてのカヌー、筏下りなど貴重な
  体験をすることができ、川に対する意識も深まったようでした。

6.肱川で「カヌーツーリング駅伝大会」
                 (肱川水系 愛媛県)

○8月24日(日)大洲市を流れる肱川で、自然に親しむことにより、川を大切にする意識の高揚、カヌーの普及と生涯スポーツの振興を目的に
  カヌーツーリング駅伝大会が行われました。
○大会は、カヌーの経験などからA、B、Cの3クラスに分かれ、総勢44チーム240名の参加で、大洲市大成大橋から城山下の延長約15q
  (5区間)の区間で行われました。
○参加者は県内はもとより大阪、広島、岡山、島根と県外からの参加者も多く見られました。
○ピストルの合図とともに一斉にスタート、各チームの思いをカヌー、ヘルメット、ライフジャケットを襷にしてつなぎ5名の選手のリレーで
  競われました。
○44艇の色とりどりのカヌーが肱川を下る様子はさながらミズスマシが流れているように見え、肱川の景色に溶け込んでいました。
○上位を狙うチーム、参加する事を目的とするチーム、それぞれ思いはあるものの、このように肱川の自然とふれあい、川の中から自分たちの
  地域を見られるのは、今ではこの大会のみとなりました。
○ゴールして仲間たちと健闘をたたえ合う姿は、見ているものにも感動を与え、参加者は又来年の参加を誓い合っていました。



    「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、
    また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

    ■連絡先■
      四国地方整備局 河川部 防災対策官 則 勢
      〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
      FAX 087-851-8474(河川計画課)
   

四国地方整備局 ホームページURL(河川)
 http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html
 四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)
    http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/news/news.html