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四国河川ニュース
《4/26(土)〜5/2(金)》344号
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【2008.5.7発行】
○ 「四国・水こぼれ話談話室」は、今週、お休みです。
○今週のニュース○
○ 平成18年度 河川水辺の国勢調査の結果を公表 (四国地方整備局)
今週のニュース
1.平成18年度 河川水辺の国勢調査の結果を公表 (四国地方整備局)
○ 国土交通省及び(独)水資源機構では、河川・ダムの各種事業計画の策定、環境に配慮した川づくりの推進や、より安全で豊かな自然環境を創造していくため、及び河川・ダムに関する系統的な基礎情報収集を目的に、平成2年度より「河川水辺の国勢調査」(空間利用実態調査は平成3年度より)を実施しています
○ 4月25日(金)に、平成18年度に実施した四国地方の一級河川8水系と管理中の9ダム(直轄管理5ダム、(独)水資源機構管理4ダム)における生物調査の結果と、1回/3年実施している空間利用実態調査の結果を公表しました。
○ 生物調査は水系一環の観点から河川とその河川上流にあるダムで同一の生物調査を実施しています。生物の調査項目は以下の通りです。
・土器川(植生図作成調査及び植生群落組成調査)
・吉野川、池田ダム、早明浦ダム、新宮ダム、柳瀬ダム、富郷ダム(魚類)
・那賀川(魚類)
・物部川(植生図作成調査及び植生群落組成調査)
・仁淀川、大渡ダム(植生図作成調査及び植生群落組成調査)
・渡川、中筋川ダム(魚類)
・肱川、野村ダム(陸上昆虫類等)
・重信川、石手川ダム(鳥類)
○ 生物調査の結果では、那賀川で重要種であるハゼ科の魚が確認され、重信川水系の河川でマナヅルを含む4種類、上流の石手川ダムでオオタカを含む5種類の重要種が新たに確認されました。
○ 一方で、魚類ではオオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、植物ではアレチウリ、オオキンケイギクなど、多くの外来種が定着していることが確認されました。外来種の定着は、在来種の存続を脅かす要因となることから、今後も注意深くモニタリングを継続していくこととしています。
○ 空間利用実態調査の結果では、年間の水辺空間(河川+ダム湖)利用者は四国全体で約450万人であり、河川の直轄管理区間1km当たりでは約16千人、1ダム湖当たりでは約65千人が利用していることが確認できました。年間利用者数の上位は、河川では1位吉野川、2位重信川、3位土器川、ダムでは1位野村ダム、2位早明浦ダム、3位石手川ダム、という結果でした。川を利用する形態として「水遊び」が代表的ですが、直轄管理区間1km当たりの「水遊び」利用者数は、仁淀川が全国でも1位という結果でした。
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