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山鳥坂ダム建設・中予分水事業 見直し案に対する懸念事項
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◎ |
この分水事業は、中予水資源開発計画に基づき、中予地区の将来にわたる安定した水の供給を図る上で、肱川流域が述べられている人道的な立場からの生活用水のみならず、都市の経済活動の発展を支える工業用水の確保も謳われており(毎秒1.95m3)、仮に余力として示された毎秒1.35m3では、工業用水の中止も含め、県都松山市をはじめとする中予地区の将来への都市発展に不可欠な水の安定供給に不安が残る。
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→(安定性)
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◎ |
見直し案に対し、山鳥坂ダム建設分水対策協議会が分水問題を先送りされており、分水が受け入れられるのかどうかについての判断ができない状況である。
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→(実現性)
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◎ |
山鳥坂ダム建設事業費が圧縮された一方で、肱川流域の治水、下流の正常な河川維持流量の確保のため鹿野川ダムを一体化することとしたため総事業費が増加し、中予地区側の負担も増えることとなった。このことにより、水利権を持たない鹿野川ダムについても将来に亘って負担を強いられる可能性がある。
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→(コスト面)
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◎ |
計画見直し案で提示された事業費及び負担額だけを捉えても、中予広域水道企業団の供給単価(卸値)は、現計画での220円から270円程度にアップする見込みであり、水道料金に及ぼす影響を心配している。
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→(コスト面)
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◎ |
中予分水取水施設については、国土交通省が設置する検討委員会で改めて検討されることとなっており、変更如何によっては分水事業費に大きく関わってくる問題となることが心配される。
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→(コスト面)
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◎ |
肱川漁業協同組合が山鳥坂ダム建設・中予分水事業について反対表明をしており、取水施設や漁業権の問題と相まって計画の推進に支障を来す可能性もあり、これが全体の事業費にも影響を及ぼす心配がある。
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→(実現性・コスト面)
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