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岡田式渡船跡
那賀川橋付近(岡田式渡船跡)

1916(大正5)年、阿南鉄道が開通し、古庄がその終点となりました。このため、那賀川を隔てて南北の交通がますます頻繁になり、昔からの渡し船に変わり、岡田式渡船が登場しました。
1928(昭和3)年に鉄製の那賀川大橋が架けられ、現在は古庄水神社前の乙堰跡に昔の面影を残すだけとなっています。

那賀川橋/阿南市と羽ノ浦町を結ぶ国道55号線の橋梁。那賀川堤防の改修により、昭和17年に従来のトラス橋に阿南市側のコンクリート橋の部分が継ぎ足され現在の形になりました。

岡田式渡船の仕組み
岐阜県の岡田只次が考え出した渡船方法です。古庄、南島両堤防間にワイヤーロープを張り、滑車を取り付けて、それに水の流れる力を利用して舟を進めるものです。これによって、かなりの増水時にも渡船ができるようになり、洪水による川止めが減少したと言われています。