■みずべの魅力 吉野川の中流域に、吉野川で最も有名な堰、第十堰があります。広々とした田園風景の中、 ゆるやかな吉野川の流れが、局所的に速くなる部分で、 堰には魚道があって、そこで魚が跳ねているのを眺めたり、春には満開の菜の花畑を眺めたり と構造物と自然の調和を感じられます。また、第十堰の石積みは、青石と呼ばれ親しまれています。 ■歴史 藩政期前期の吉野川は、第十村付近において南から北への流れが本流(現在の旧吉野川)でしたが、 その後に別宮川(現在の吉野川)へ流れる水の量が多くなったため吉野川下流(現在の旧吉野川)の水量は激減し、 塩水化による被害が顕著になりました。 この水不足を解消するために現在の下堰の場所に堰の原型となる物が造られたといわれています。 ■環境