■みずべの魅力
高知の市街地から程近い山あいに、平家の滝があります。平家の滝は、それほど大きな滝ではなく、
迫力というよりは居心地のよさが魅力の滝です。2段の滝ですが、1段目の滝壺は平家の伝説が残る場所で、
滝壺の青さと木陰の雰囲気が悲しい伝説を思い起こさせます。
2段目の滝壺の近くはひんやりとして気持ちが良い空間です。
滝の横から遊歩道があり、1段目の滝壺や、さらに上に行けば山の上のいこいの森まで行くことも可能です。
遊歩道で3分ほど歩いたところには、滝を眺めることのできる広場が設けられています。
明るい斜面の中腹にあるため、お弁当を持ってピクニック気分で訪れると、楽しい時間を過ごすことが出来ます。
■歴史
平家の滝には、つぎのような伝説が残っています。
“平安時代の末期、平家の落人48人の婦女子が源氏の追っ手から逃れるため、
この地にたどり着いた。しかし、不安な日々が長く続いていたため、
ある夜、対岸に光るたかきびの葉の夜露を源氏の追っ手の刀と見間違い、
もはやこれまでと判断して次々と滝壺に身を投げた。”
■環境
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