■みずべの魅力 夜須市街地の東側、手結岬に抱かれるように手結港はあります。 手結港は、日本で初めての「掘り込み港」です。港自体は古くからあったようですが、 現在のような石積みを施し掘り込み港として整備されたのは今から350年ほど前のことです。 手結港には、古い石積みが今も見られますが、現在も漁港としてしっかりと機能しています。 手結岬に寄り添うようにある港の周りには、家々がならび、淡々と生業を営む漁村の雰囲気が感じられます。 港の入り口には、近年架け替えられた跳ね橋があります。一日に6回開閉しますが、開いている時間には、 道路が直立しているめずらしい風景が楽しめます。 ■歴史 約350年前、土佐藩の家老であった野中兼山が、掘り込み港として手結港の整備を行いました。 着工は1650年、竣工は1657年です。 ■環境 手結港は、県立手結住吉自然公園の内部に位置しています。