■みずべの魅力 善通寺市街近くに、オニバスの咲く池(前池)があります。 オニバスは、日本で見られる水生植物のうちで最大の葉を持つ種で、 環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されるほど希少な種です。 日本最南端の群生地である前池一面にオニバスが咲き乱れる様子が眺められます。 オニバスの群生とともに、天気の良い日は讃岐山脈への眺望も開け、気持ちの良い空間になっています。 ■歴史 前池のオニバスは、オニバス保存会により管理され、善通寺市の天然記念物指定を記念して碑が造られました。 溜め池とともにオニバスが地域に大切にされてきたことを知ることができます。 ■環境 オニバスは、日本で見られるスイレン科の浮葉植物で最大の葉(1〜2m)を持ち、 開花時期は8〜9月です。環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧U類(VU)に指定されています。