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レーダを中心として、半径300km程度の範囲を面的に観測するため、降雨の状況を広い範囲で監視することが可能である。また、全国26ヶ所にレーダ雨量計を配置し、半径120kmの定量観測(1km
メッシュ)をつなぎ合わせて、全国をカバーしている。 |
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半径300kmの範囲では、1.5kmメッシュで雨量を観測するため、集中豪雨も見逃すことなく捉えることができる。 |
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降雨の変化を1分間隔の速い周期で表示するため、リアルタイムに降雨の移動状況を監視することが可能である。 |
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レーダの近傍は電波が強すぎるため、遠方は電波の高度が上がる(地球は、球状であるため、水平に照射された電波は高度が上がる)ため、観測精度が劣る。 |
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雨量の広域情報は、レーダ雨量計網で合成しているため、合成境界では、雨域が突然発生したり、消失したりする(平成14年度末に解消予定)。 |
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レーダ雨量計によって得られる反射波情報は上空のものであり、降水粒子以外からの反射情報も含まれていることなどから、地上雨量計の観測値と必ずしも1対1に対応するものではない。 |