シマヨシノボリ

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体形
全長は約7cmほど。頬に赤いミミズ状の模様【もよう】があります。くちびるが厚く、腹ビレは吸盤のようになっています。
生息場所
河川の中流域。小さい川にも大きい川にもいます。土器川では中流域にいます。
生活のようす
産卵期は5~7月です。
産卵期には、オスもメスもお腹が青色になります。とくにメスは、お腹の青色が濃くなります(婚姻色【こんいんしょく】)。
オスは石の下に産卵用の部屋(産卵室【さんらんしつ】)をつくり、メスを呼びこみます。メスは産卵室の天井に卵を産み、その後、オスは胸びれで新鮮【しんせん】な水を送って、卵が孵化【ふか】するまで世話をします。
稚魚【ちぎょ】は孵化してすぐに海に下り、2~3ヶ月海で育った後、川へもどってきます。
豆知識
産卵期にお腹が青色に変わるため、愛媛県では「アオバラ」とも呼ばれています。

シマヨシノボリの図 【似ている魚】
・オオヨシノボリ→
 胸びれの根元に黒い模様がある。
 産卵期のオスは黒っぽくなる。
・ルリヨシノボリ→
 頬にるり色の点のような模様がある。
・カワヨシノボリ→
 頬に黒色の点のような模様がある。
 川で一生を過ごす。