ツグミ
- 体形
- 全身が茶色っぽく、黒っぽい頭、胸と腹には黒色のうろこのような模様(もよう)、目の上には白色の線があります。ムクドリ位の大きさです。
- 生息場所
- 平地から山地の、農耕地(のうこうち)や河川敷(かせんじき)などの明るく開けた場所に生息します。
- 生活のようす
- 秋に渡ってきて冬をすごし、春に帰って行く冬鳥(ふゆどり)で、11月頃から姿が見られます。
- 開けた地面でエサを探していることが多いです。ミミズや昆虫、木の実を食べます。
- 両足をそろえてピョンピョンはねて移動し、立ち止まって胸をはり、すくっと立った姿勢(しせい)であたりを見回します。
- 豆知識
- ツグミの名前は、あまり鳴くことがないので「口をつぐむ鳥」→ツグミとなったという説があります。また、地面を飛びはねて歩く姿から、古くは鳥馬(ちょうま)と呼ばれたそうです。
- ツグミの胸の模様(もよう)は、1羽1羽ちがっていて、いろいろな模様があります。
- 昔は、カスミ網猟(あみりょう)によってたくさんのツグミが捕まえられていました。カスミ網猟は、昆虫を食べて自然界のバランスをとっている野鳥を、捕獲(ほかく)してしまうことから、現在は禁止されています。
※カスミ綱猟:透明な網を木の枝にはり、おとりの鳴き声に誘われて飛んできた鳥を捕まえる方法です。