アユ
- 体形
- 体の色は背中がオリーブ色で、お腹が銀色をしています。えらぶたの後に黄色い模様があります。
- 全体にスマートで、背びれと尾びれの間に「あぶらびれ」という小さなひれがあります。
- 生息場所
- 川の下流から上流の流れが速いところにすんでいます。
- 生活のようす
- 春に海から上ってきて、川で大きくなります。秋に卵を産むと親は死んでしまいます。卵からかえった稚魚は海に下り、次の年の春に川にのぼります。
- 海にいるころは動物プランクトンを食べていますが、川にのぼると石についたそう類(川ゴケ)を食べます。
- 豆知識
- 川で成長したアユは「なわばり」をつくり、なわばりに入ってくるアユや他の魚に体当たりして追い払います。
- なわばりをつくる習性を利用する漁法が「友釣り」です。おとりのアユに針をつけて、なわばりを持っているアユのところへ泳がせます。すると怒ったなわばりアユがおとりに体当たりして針に掛かります。
- 新鮮なアユは、スイカやキュウリのようなにおいがします。塩焼きやかんろ煮にすると、とてもおいしく食べられます。