ツチガエル

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写真提供者:篠原望氏
体形
体長はオスが3.7~4.6cm、メスが4.4~5.3cmあります。
体の色は暗い褐色をしており、背中にたくさんのいぼがあります。
のどとお腹に黒いもようのあることが多いです。
生息場所
平地から低山地にかけて分布し、水田や河川、渓流など水辺のすぐ近くに生息しています。土器川では上流の琴南町周辺に生息していますが、近年減っています。
生活のようす
日中は日の当たらない土の斜面の小さなくぼみにいて、雨天時や夜間に出歩きます。
繁殖期は5~9月で、カエル類のなかまではめずらしくオタマジヤクシのまま冬を越し、次の年の5~8月にカエルになります。
おもに昆虫やクモを食べます。
「ギュ一、ギュー」と鳴きます。
豆知識
体が多数のイボでおおわれているためにイボガエルと呼ばれることもあります。
捕まえると体からいやなにおいを出します。そのためか、ヘビに食べられることは少ないようです。
松尾芭蕉(まつおばしよう)の「古池やかわず飛び込む水の音」という有名な俳句がありますが、このかわずは、場所や時期からツチガエルの可能性が高いと考えられています。