アシハラガニ

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写真提供者:金森正博氏
体形
こうらの幅は約3.0cmです。こうらは四角形で黄色味がかった灰色をしています。
こうらの両側に大きな切れ込みがあります。ハサミは両方とも太くて丸みがあります。
生息場所
河口から汽水域までに生息しますが、ヨシ原の発達した場所に多く、ヨシの根本付近に巣穴を掘って生活しています。土器川の河口にも生息しています。
生活のようす
干潮時には砂泥地に出て、群れでえさをとり、人が近づくとガサガサ音をたててヨシ原に逃げ込みます。
主にヨシなどの植物や泥に付いている有機物を食べますが、打ち上げられた魚などを食べることもあります。
豆知識
ヨシ原(=アシ原)にすんでいることからアシハラガニという名前がついたようです。
オスは音を出します。
砂泥中の有機物を食べる干潟<ひがた>のそうじ屋です。
千葉県の干潟では、アシハラガニの数が1m2当たり50匹に達することもあるそうです。

*汽水域:海水と、川の水がまじっているところ