キジバト

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体形
体は全体が紫がかった灰色で、首に青と白の小さなしま模様があります。
生息場所
雑木林、田畑、草地などのほか、市街地の公園や街路樹、庭など広範囲に生息します。土器川では、下流から上流部まで普通にみられます。
生活のようす
土器川の周辺では、一年中見ることができます(留鳥)。
植物の果実、種子、花、芽など植物質のものを主食にしていますが、昆虫やミミズなど動物質のものを食べることもあります。
巣は海岸の絶壁やマツなどの大木のほか、水辺から離れた山地でも作ることもあります。
「デデッポーポー」と鳴きます。
豆知識
本来、木の上に巣をかけるキジバトですが、生息環境を都市へ広げて1970年代後半になると、人工構造物に巣をかけたということが報告されるようになりました。
農村では、昔からダイズやアズキなど豆類に対する害鳥として注目されてきました。
ハト類の親は半分消化した、いわゆるピジョンミルクと呼ばれる分泌物でヒナを育てます。タンパク質・脂肪が含まれたこのミルクがあるので、ヒナを育てるのに昆虫類のタンパク質にたよる他の鳥類とちがい繁殖期を昆虫の出現時期にあわせる必要がありません。このため、他の鳥類にくらべて長い期間繁殖することができます。