タカハヤ

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体形
体の色は黄色っぽい灰色で、ごまをふったように黒い点が散らばっています。うろこははっきりしていません。
体はややずんぐりとしていて、全長は10cmほどです。
生息場所
河川の上流から中流、山あいの湖沼にすんでいます。土器川でも常包橋周辺で生息が確認されています。
生活のようす
岩ややなぎの陰などに隠れ場をもち、そこからふちへ出て、群れでえさをとります。
えさは石についたそう類(川ゴケ)や水面に落ちてきた昆虫、水生昆虫、植物の種子などです。
豆知識
四国地方では、「モツゴ」「ムツゴ」と呼ばれることがあります。
唐あげや天ぷら、山しょうの実を腹につめてつくだ煮にするなど食用にもなりますが、あまりおいしくありません。
弘法大師が、くしざしにされて、焼かれようとしていた魚をにがしてやったため、背中にくしのあとがあるとされているのがこの魚です(高野山の伝説の魚)。
「香川県レッドデータブック(香川県の希少野生生物)」では、準絶滅危惧(現時点では絶めつの危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅のおそれがでてくる種)になっています。