ハクセンシオマネキ
写真提供者:金森正博氏
- 体形
- こうらの幅は約2cmです。
- オスでは左右どちらかのはさみが大きくなっています。メスでは左右ともに小さいはさみをしています。
- 生息場所
- 河川の河口付近の干潟に巣穴を掘ってすんでいます。土器川の河口にも生息しています。
- 生活のようす
- 潮が引いた時に穴から出て、泥に付いている有機物や小さい生物を食べます。
- 6~8月頃に、オスは大きいはさみを動かし、メスを巣穴へさそいこみ、交尾します。
- 豆知識
- オスが白いはさみを高く振り上げてはおろすようすは、いかにも潮が満ちてくるのを招いているように見えることから、白いはさみを白い扇(ハクセン)に見立て、ハクセンシオマネキという名前がついたようです。
- オスの小さい方のはさみとメスの両方のはさみは小さく、先がへこんでいるので、えさをすくって食べるのに適しています。
- 環境省がまとめた「日本の絶めつのおそれのある野生生物のリスト」や香川県の絶滅のおそれのある野生生物のリスト(レッドリスト)では、準絶滅危惧(現時点では絶めつの危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅のおそれがでてくる種)になっています。