コウベモグラ
写真提供者：川口敏氏
- 体形
- 鼻先から尾のつけ根までの長さ（頭胴長）は12.5～18.5cm、尾の長さ（尾長）は1.5～2.7cm、体重は48.5～175gです。体の大きさは生息する地域によって様々です。
- 全身は赤茶色の毛でおおわれています。
- 生息場所
- 平地から山地の田畑や河川敷、草地などに生息します。土器川の河川敷にも広く分布しています。
- 生活のようす
- 地下にトンネルを掘って、一年中活動します。肉食性で、主にミミズや昆虫を食べます。
- 豆知識
- 国内では、本州の中部地方から西の地域、四国、九州及び、その周辺の島に分布しています。
- モグラの仲間が土を掘りながら移動するには、たくさんのエネルギーが必要です。そのため、多いときには一日に自分の体重と同じくらいの餌を食べると言われています。
- コウベモグラは、穴を掘った時に出た余分な土を地面にかき出します。これをモグラ塚といいます。普段は地中で生活するため、コウベモグラの姿を目にすることはほとんどありませんが、トンネルやモグラ塚を確認することで、生息を知ることができます。
- モグラの仲間は、長い間、地下で生活をおくってきたため、眼が退化していてほとんど見えません。その代わり、聴覚や嗅覚が発達していて、音やにおいに非常に敏感です。