体形

大きさはスズメをひとまわり大きくしたくらいです。

のどから胸、わき腹、つばさのつけ根近くはあざやかなオレンジ色をしています。

飛んだときには、白い色をした腰と、翼の白い線がよく目立ちます。

生息場所

山地の森林から平地の雑木林や田畑に生息します。

生活のようす

土器川の周辺には、冬鳥として10月下旬から11月上旬ごろにロシアなどの北方から渡ってきて、春になると帰っていきます。

渡ってきてすぐのころは、標高の高い山地の森林に生息し、主に草木の実を食べます。冬になって、山に雪が降るころになると、平地におりてきます。土器川では、河畔林のアキニレの木に集まり実を食べている姿がよく見られます。

「キョッ、キョッ」と小さい声で鳴きます。

豆知識

群れで行動します。土器川周辺では数羽から数十羽で群れていることが多いようです。

ある地方では、多いときには数千羽から数万羽の大群がやってくる年もあるそうです。そうかと思えば、ほとんど見られない年もあり、渡ってくるアトリの数は年によって大きく変わります。

美しく色あざやかなすがたをしているため、漢字では「花鶏」と書くこともあります。