カヤネズミ

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写真提供者:森井隆三氏
体形
鼻先から尾のつけ根までの長さ(頭胴長)は約6cm、尾の長さ(尾長)は約7cm、体重は約7gの、世界で一番小さなネズミの一種です。
背中はオレンジ色をしていますが、おなかは真っ白です。
生息場所
河川敷や草原に多く生息します。土器川では、高柳橋(丸亀市)や祓川橋(まんのう町)周辺の河川敷の草地で、生息が確認されています。
生活のようす
冬の間は土の中に穴を掘って、その中で暮らします。
春から秋にかけて、ススキやチガヤの生えている草地で生活します。5月末から6月の初めにかけて、それらの植物の葉をうまく編んで直径10cmくらいの野球のボールの形をした巣(球巣)を作ります。その巣の中で、出産・子育てが行われます。
豆知識
ススキやチガヤなどの植物をまとめてカヤと呼ぶことがあります。このカヤのたくさん生えている草原に生息することから、カヤネズミの名で呼ばれるようになりました。
巣を作るのに使われるカヤの葉は生きているため、巣は周りの植物と同じ緑色をしていて、上手にカモフラージュされています。そのため、巣を見つけるのは簡単なことではありません。