セミ

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アブラゼミ
土器川流域のセミ
土器川流域ではたくさんの種類のセミが見られます。クマゼミやアブラゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシなどは平地に多く、市街地の街路樹でも見られます。平地の松林にはハルゼミが、上流の山地にはヒグラシやミンミンゼミなどがすんでいます。
生活のようす
ハルゼミの成虫は5月ごろから見られますが、ほかのセミたちは7月ごろから多くなります。
卵は枯れ枝に産みつけられます。
卵からかえった幼虫は、土の中にもぐり、植物の根から汁を吸って成長します。幼虫はそのまま数年間、土の中で生活し、地上に出ることはありません。
成長した成虫は、早朝に土から出てきて羽化します。成虫は1~2週間で死んでしまいます。
豆知識
鳴くのはオスだけで、メスは鳴きません。オスはメスを呼び寄せるために鳴きます。
オスのおなかには、鳴き声を出す特殊な器官がそなわっています。セミを捕まえたら、おなかの部分を観察してみて下さい。オスとメスとでは形が違うことに気が付くでしょう。
セミの口は、成虫も幼虫も細い針のような形をしています。この口を木の幹や枝、根に突き刺して汁を吸います。まるでストローですね。