ウスバキトンボ
- 土器川流域のウスバキトンボ
- その名の通り、薄いはねを持った黄色いトンボです。
- 土器川流域では5月から11月ごろまで見られますが、秋口に数が多くなります。
- 生活のようす
- 寒さに弱いため、日本の冬を越せません。毎年、4月ごろになると東南アジアから飛んできます。
- 幼虫は池や田んぼ、みぞなどにすみますが、学校のプールで見つかることもあります。
- 卵から成虫になるまでの期間が短く、夏には、1ヶ月くらいしか、かかりません。
- 12月になると寒さも厳しくなり、幼虫も成虫もみんな死んでしまいます。
- 豆知識
- 日本はもとより、世界中に広く分布します。トンボの中では最も分布域が広いと言われています。
- はねは大きく、長い距離を飛ぶことができます。
- お盆のころに数がもっとも多くなることから、昔の人は「セイレイトンボ・ショウリョウトンボ(精霊トンボ)」とか「ボントンボ(盆トンボ)」、「ホトケトンボ(仏トンボ)」と呼びました。そして、「ご先祖様の霊がトンボにのって里帰りした」として、このトンボを大切にむかえて、捕ったりいじめたりしないように子どもたちに言い聞かせたそうです。