マイマイカブリ

クリックでマイマイカブリの拡大写真へ
土器川流域のマイマイカブリ
マイマイカブリとは、なんとも面白い名前の虫ですね。オサムシやゴミムシの仲間ですが、土器川流域で一番からだが大きいのがマイマイカブリです。
下流から上流までの広い地域で、5月から10月ごろまで成虫を見ることができます。
生活のようす
土の中などで冬を越した成虫は、5月ごろから活動を始めます。
栄養を十分にとった成虫は、交尾、産卵を行います。
卵からかえった幼虫は、カタツムリを食べて成長します。そして、十分に成長すると土の中にもぐって、サナギになります。
豆知識
北海道から九州に広く分布しますが、日本以外には生息していません(日本特産種)。
「マイマイ」とはカタツムリのことです。カタツムリに頭を突っ込んで、からをかぶるようにして食べてしまう様子を見て、この名前で呼ばれるようになりました。
その名の通り、カタツムリが大好物です。幼虫はカタツムリしか食べません。また、成虫の頭と胸は、カタツムリのからの中に頭を突っ込めるように、細長くなっています。
左右の前バネはお互いにくっついてしまっていて開くことができないため、飛べません。もっぱら歩いて移動します。
敵におそわれると、お尻からガスを出して敵から逃れます。