トカゲ
- 体形
- 成体は全長20~25cmで、茶かっ色の体の側面に黒かっ色の帯があります。
- 幼体は黒色に黄白色の5本の縦じまがあり、尾の先はあざやかな青色です。
- 生息場所
- 平地から山地の日当たりのよい草地、土手、石がきや庭先などで見ることができます。
- 生活のようす
- 4~5月に交尾し、5~6月に浅く掘った土の中に卵を産みます。
- 卵は40~50日でふ化します。
- 活動期はおよそ4~10月で、気温の低くなる11月頃に冬眠に入ります。
- えさはミミズ、昆虫、クモなどで、日光浴で十分に体温を上げたあと、日かげの落葉の下などをゆっくり動きながら探して食べます。
- 豆知識
- 天気のよい日中に活動し、夜に雨が降ったりくもっている時には、石の下や地中などに掘った巣穴で休みます。
- トカゲはヘビや鳥や人間などの敵におそわれ尾をつかまれたとき、尾を切って逃げます。このことを「トカゲの自切(じせつ)」といいます。トカゲの尾の関節はショックではずれやすくなっているのです。ちぎれた尾はしばらくの間ピクピク動き、それに敵が気をとられている間に逃げてしまいます。切れたところからは、数カ月で新しい尾がはえます。