アメンボ

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土器川流域のアメンボ
水面を軽やかにすべる様は、昆虫界の忍者といったところですね。土器川流域では春から秋にかけて、アメンボ、ヒメアメンボ、オオアメンボなどが普通に見られます。上流の谷間にはシマアメンボも生息しています。
生活のようす
冬を越した成虫は4月ごろから活動を始めます。
産卵は4月から5月ごろに行われます。水草や落ち葉、石などに卵を産みつけます。
卵からかえった幼虫は、すぐに水面を泳ぎ回るようになります。そして、水面に落ちてきた虫などを食べて成長します。
豆知識
アメンボを指でつまむと、飴のような甘いにおいを出します。そのため、あめんぼ(飴棒・飴坊)と呼ばれるようになったそうです。
アメンボの足や体には細かな毛がたくさん生えています。この毛が水をはじくため、沈むことなく水面を泳げるわけです。洗剤がとけた水では、表面張力(水の表面が膜のような状態をつくる力)が失われてしまうため、さすがのアメンボも泳ぐことができません。
肉食性で、水面に落ちてきた虫などに細くのびた口を突き刺して体液を吸います。
アメンボは立派なはねを持っていて、よく飛びます。そのため、雨上がりの小さな水たまりで見かけることもあります。