エノキ
土器川生物公園のシンボルであるエノキ
- 形
- 高さは20~25mにもなる高木です。
- 幹は灰色で、その周りは1mを越えることもあります。
- 生育場所
- 川の中流から下流域にかけての乾燥しかかった場所にみられます。また、道路わき等にも植えられることがあります。
- 生活のようす
- 落葉樹です。
- 花期は4~5月で、黄褐色の小さな花をつけます。
- 果実は10月ごろ赤褐色に熟します。
- 利用
- 材は建築、器具、農具などに利用されます。
- 木の皮は紙などに利用されます。
- 豆知識
- 葉はオオムラサキ、ゴマダラチョウ、ヒオドシチョウ、シータテハなどのチョウの幼虫のえさとなります。
- 果実は大きさが7mm程度ですが、甘く、食べることができます。
- エノキは漢字で「榎」と書きます。これは日本でつくられた漢字で、夏には涼しい木かげが好まれるので、木に夏という字を組み合わせたのであろうと考えられています。
- かつては街道沿いの一里塚に植えられたので、各地でその名残りが見られます。