キアゲハ
- 土器川生物公園のキアゲハ
- みなさんはチョウといえばどの種類を思いうかべますか?「キアゲハ」という人も多いのではないでしょうか。土器川生物公園では4月から10月ごろまで見ることができます。
- 生活のようす
- さなぎで冬を越し、4月ごろに羽化して成虫になります。成虫は日当りのよい草原や畑を飛びまわり、アザミなどの花やミツを吸います。
- 卵はセリやミツバ、パセリ、ニンジンなどに産みつけられ、幼虫はその葉を食べて大きくなります。
- 脱皮をくりかえしてじゅうぶんに成長した幼虫は、木や草の茎、石、家のへいなどに移動して、サナギになります。
- 豆知識
- ヨーロッパ、アジア、北アメリカ北部に分布しています。日本では、沖縄地方を除く全土の平地から高い山まで広く生息しています。
- 幼虫は敵におそわれたとき頭の後ろから非常にいやなにおいのするツノを出して身を守ります。
- 富士山の頂上にある気象観測所で、ふもとからふき上がってきたキアゲハが採集されたことがあるそうです。
- 土器川生物公園では、キアゲハのほかにナミアゲハ、アオスジアゲハ、ジャコウアゲハ、ナガサキアゲハなどのアゲハチョウを観測することができます。