コハコベ
- 形
- 高さは10~20cmで、白い花を咲かせます。
- 生育場所
- 道ばた、畑地などにみられます。
- 生活のようす
- 花期は2~11月です。
- 発芽し、花が咲き、種子を作るサイクルが短く、次々とくり返されます。
- 2年草です。
- 利用
- 草全体は小鳥のエサになります。
- 春の七草のひとつです。
- 尿を出やすくしたり、胃によいといわれています。
- 昔は、草を焼いて灰にしたものに塩をまぜ、はみがきに利用していました。
- 豆知識
- コハコベは、大正時代に日本に入ってきた帰化植物です。
- ハコベという名前は、葉がきちんと付いている様子の「葉配り」がハクベラ、ハコベラ、ハコベ、へと変化し、そう呼ばれるようになりました。
- ルーペで観察してみましょう。
・花びらは10枚にみえますが、実は5枚で、先が深く切れ込んでいるのです。
・茎の一部に毛がはえていますが、必ず2つに分かれた内側だけにはえています。これは、雨が少ない時でも朝つゆが、毛の上を通り根元へと送られ、生き長らえる知恵なのです。