ススキ
- 形
- 高さは1~2mになります。
- 生育場所
- 日当りのよい、乾燥したところにみられます。
- 生活のようす
- 花期は7~10月で、茎の先に白い穂をつけます。
- 冬には、葉をつけたまま地上部は枯れますが、根は枯れず、生きています。
- 利用
- かやぶき屋根の材料に使われていますが、現在は材料や職人の不足、防火対策のために、保存家屋以外には、みられなくなりました。
- 家ちくの飼料にも使われています。
- 豆知識
- 別名には、穂を動物のしっぽに例えて「尾花」、葉のフチにはギザギザがあり、手でこすると切れることから「手切れ草」、屋根の材料になることから「カヤ」などがあります。
- 秋の七草のひとつです。春の七草は食べられますが、秋の場合は花をながめて楽しみます。
秋の七草は「ハギ」、「ススキ」、「クズ」、「カワラナデシコ」、「オミナエシ」、「フジバカマ」、「キキョウ」です。
- 十五夜の月見にススキを備える風習は全国的にみられます。
- 万葉集には「ススキ」、「オバナ」、「カヤ」という名前で43首がよまれています。
“人みなは はぎを秋というよし われは尾花がうれを 秋とはいはむ” 山上 憶良
(人はみな秋の花としてはぎをほめるので、自分は尾花を秋の花として愛そう)