ベニシジミ

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土器川生物公園のベニシジミ
オレンジ色をした小さなチョウです。3月ごろに飛び始め、11月ごろまで見ることができます。土器川生物公園で最も簡単に観察できるチョウの一つです。
生活のようす
幼虫で冬を越し、春先にサナギになり、3月ごろから羽化して成虫になります。成虫はタンポポ、ヒメジョン、シロツメクサなどの花を訪れて、ミツを吸います。
卵はギシギシやスイバなどに産み付けられ、幼虫はその葉を食べて成長します。
豆知識
ヨーロッパから日本にかけて広い範囲のほかに、北アメリカやアフリカ北部にも分布しています。
ベニシジミなどシジミチョウの仲間は、大きさや形が殻を開いたシジミ貝に似ているため、このように呼ばれるようになりました。
春と秋に成虫になったベニシジミのはねは、明るいオレンジ色をしていますが、夏に成虫になったものは、はねにオレンジ色の部分が少なく全体にこげ茶色をしています。季節によって装いを変えるおしゃれなチョウです。
土器川生物公園で見られるシジミチョウには、ヤマトシジミや、ルリシジミ、ツバメシジミなどがいます。ほかにもキアゲハやアオスジアゲハ、キタテハなどたくさんのチョウがいます。晴れた日に観察に出かけてみましょう。