カワムツ

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体形
体長は13cmほどで、体の側面にある太いたてじまが特ちょうです。
生息場所
川の上・中流や湖沼の岩かげや草かげになった、流れのゆるやかな深いところにすんでいます。
生活のようす
落下あるいは流下する昆虫を待ち受けて食べます。これらが少なくなると、群れをなして、石に生えている藻類を食べます。
産卵期は5~8月です。この時期のオスは腹側が朱色になり、頭部には白いいぼ(おい星)ができます。
産卵期のオスは、産卵する場所に他のオスが近づくと激しく追い払いますが、放出された卵はまったく保護しません。そのため、卵はまわりにいるカワムツや他の魚によってかなり食べられます。
豆知識
コイ科オイカワ属の淡水魚です。
カワムツという名前は、海にすんでいるムツと区別するために作られました。
利用
白焼きやからあげにして食べられます。肉量はオイカワよりも多いのですが、味はややおとるようです。