カワムツ
- 体形
- 体長は13cmほどで、体の側面にある太いたてじまが特ちょうです。
- 生息場所
- 川の上・中流や湖沼の岩かげや草かげになった、流れのゆるやかな深いところにすんでいます。
- 生活のようす
- 落下あるいは流下する昆虫を待ち受けて食べます。これらが少なくなると、群れをなして、石に生えている藻類を食べます。
- 産卵期は5~8月です。この時期のオスは腹側が朱色になり、頭部には白いいぼ(おい星)ができます。
- 産卵期のオスは、産卵する場所に他のオスが近づくと激しく追い払いますが、放出された卵はまったく保護しません。そのため、卵はまわりにいるカワムツや他の魚によってかなり食べられます。
- 豆知識
- コイ科オイカワ属の淡水魚です。
- カワムツという名前は、海にすんでいるムツと区別するために作られました。
- 利用
- 白焼きやからあげにして食べられます。肉量はオイカワよりも多いのですが、味はややおとるようです。