オオヨシキリ

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体型
大きさは、スズメよりやや大きく18cmほどです。
体の上面は赤茶色、下面はうすい黄色をしています。
生息場所
海岸から河川の中流域、湖沼などのヨシ原にすんでいます。
生活のようす
春から夏にかけ、南方から日本に渡ってきて子育てをし、秋に南に去っていきます。
雄が先に渡来してなわばりを作り、後から雌が来てつがいになります。
繁殖期は5月~8月です。
巣は密生した3~4本のヨシにまたがって、高さ1mぐらいのところにかけられます。
ひなは、ふ化から2週間前後で巣立ちます。
雄は、見張りがしやすいヨシの先端で「ギョギョシ」と、カエルのような鳴き声で、“なわばり宣言”をします。空に向かって大きな口を開け、口の中のオレンジ色がよく目立ちます。一晩中でも鳴くことがあります。
えさは昆虫やクモ、アマガエルなどで、ヨシの茎から茎に飛び移りながらエサをさがして採ります。水面スレスレに飛んで、アメンボをすくい取ったりもします。
豆知識
オオヨシキリの巣に、カッコウがたく卵することがあります。
たく卵:自分では巣を作らず、他の鳥の巣に卵を産み落として育ててもらうこと