オオイヌノフグリ
- 形
- コバルトブルーのかわいらしい花を咲かせます。
- 生育場所
- 平地の道ばた、耕作地、人家のまわりにみられます。
- 生活のようす
- 花期は2~6月です。
- 2年草です。
- 豆知識
- オオイヌノフグリはヨーロッパ原産の帰化植物で、日本へは明治時代に入ってきました。
- もともと日本に生育していた、ピンクの花を咲かせるイヌノフグリは、花も実も大きいオオイヌノフグリに追いやられ、現在ではまれにしか見られなくなりました。
- オオイヌノフグリという名前のイヌノフグリというのは、ふたつの並んだ実の形が犬のふぐり(いんのう)に似ていることからつけられました。
- 別名として、和歌山では「イヌノキンタマ」と、まさしく実の形そのものずばりの名前で、一方、千葉県では、「ホシノヒトミ」と、青色の花を星にたとえた夢のある名前で呼ばれています。同じ野草ですが、名前ひとつで受ける感じがかなりちがいます。
- 花びらは軽くふれただけで、簡単にポロリと落ちてしまいます。
- 風はまだまだ冷たいなかで、いち早く春をつげるこの野草をじっくりと観察してみよう。きっと、その美しさに感動することでしょう。