オオオナモミ

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高さは50~150cmになり、実の表面には、先がかぎ状に曲がったとげがあります。
生息場所
荒れ地や道ばたにみられます。
生活のようす
花期は8~10月で、黄白色の小さな花をつけます。
実は、表面のとげで人の服や動物の体にくっついて遠くまで運ばれます。
利用
枯れた実は、部屋のかざりになります。
豆知識
実のイメージ
北アメリカ原産の帰化植物で、日本へは大正時代に入ってきました。
オオオナモミという名前は、オナモミよりも全体に大きいことからつけられました。
別名として、実が衣服や動物の体にくっつくことから「くっつき虫」と呼ばれています。
実を投げあい、服にくっつけて遊ぶとおもしろいです。
とげとげの実の中には二つの種子があり、食べると、意外においしいそうです。
二つの種子には大小があり、大きい方は次の年に、小さい方は1年以上たって発芽します。時間差をもって発芽することで、生育環境が不安定な場所でもどちらかが生き残ることができるのです。
日常生活でよくみかけるマジックテープは、この実がヒントになって作られたそうです。