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これまでの大きな地震は? | |
地震計による観測が開始されてから起きた世界最大級の地震は、1960年(昭和35年)5月に南米のチリ沖で発生したチリ地震です(モーメントマグニチュードMw9.5)。チリ地震では、長さ約800km、幅約200kmにもわたる非常に広い範囲の地下の岩石が壊れ大地震を起こしました。東南海・南海地震とチリ地震の震源域を比べると、チリ地震がいかに大きな地震であったかお分かりい頂けたでしょう。 さらに、チリ沖の海底が大きく動き、大津波も引き起こしました。この大津波は、はるか遠い日本の太平洋岸に約22時間もかかって到達し、多くの死者・行方不明者を出しました。「チリ津波」としてご記憶の方も多いでしょう。 |
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東南海・南海地震とチリ地震の震源域の比較 | |
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ちょっと変わった図をお見せしましょう。平成16年8月1日〜7日までの1週間に四国周辺で起こった地震です。1週間でこんなに地震が発生しているなんて驚きですね。 この図には、微小地震と呼ばれるマグニチュード1〜3クラスの小さな地震まで含まれています。微小地震では、わたしたちはほとんど地震を感じません。この図から、わたしたちが住んでいる地面の下では、圧力を受けた岩石が絶えずビリビリと壊れているということが分かります。 |
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四国地方における地震活動 (微小地震を含む) |
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(出典:「気象庁」) | |
地震の大きさとマグニチュードの関係 | |
※マグニチュード:「気象庁マグニチュードMj」を示す | |
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