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液状化(えきじょうか)とはなに?
 みなさんは、わたしたちが住んでいる地盤は固いもの(強いもの)と考えていませんか?ゆるく堆積した砂地盤などは地震により激しく揺られると、まるで液体のように一時的にやわらかくなり、建物などを支える力を失い大きな被害をもたらします。このような現象を「液状化」と呼んでいます。
(1)砂地盤が地震により激しく揺さぶられます。
(2)砂の粒子がバラバラになり、水に浮いた状態になります。
(3)その後、バラバラになった砂の粒子が沈み、地面には水が出てきたり、地面の裂け目から砂まじりの泥水が噴き出したりします。
 わたしたちが住んでいる多くの所は、川が運んできた土砂が堆積してできた土地です。つまり、地震が発生すると液状化が起こりやすい土地にわたしたちは暮らしていると言えます。
 では、実際に起こった液状化被害を見てみましょう。下の写真は、2003年(平成15年)の十勝沖地震(Mj8.0)で起こった液状化による被害です。
・豊頃町道路におけるマンホールの浮き上がりと道路の陥没状況
・大津漁港における道路の不同沈下と亀裂状況
・大津漁港における漁組事務所周辺の地盤沈下
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