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地震はどこで観測されてるの?
 地面の揺れは、「地震計」という計測器を用いて、東西方向・南北方向・上下方向の3方向の地面の揺れ(加速度)を観測しています。しかし、地面の揺れを加速度(ガル)で表示しても実際の現象や構造物の被害の程度が良く分かりません。そこで、気象庁では、実際の現象や構造物の被害を分かりやすく解説した「震度階級(10階級)」を用いて、各地の揺れの強さを表しています(「気象庁震度階級関連解説表」参照)。
 1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災が起こる前は、「震度階」を体の感じ方で決めていたことから、発表までに時間がかかるうえ人間の判断による誤差が入っていました。このため、阪神・淡路大震災の後、全国に震度計が新設され観測網が強化されました。
 現在では、震度計により自動的に震度が決定され、気象庁が「震度速報」として発表しています。なお、気象庁の震度計は全国に約600箇所設置されており、四国地方における震度観測点は右図に示すとおりです。
 なお、地震波形データは一般にも公開されています。      


観測点からのデータ転送の仕組み
(出典:「気象庁」)
気象庁震度階級関連解説表(平成21年3月31日)
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