秋雨前線の影響で高知県西南部は・・・・・・

1.気象概況

 9月5日夜から、西日本上空に活発な秋雨前線が停滞した。この前線に向かって日本の東海上にある太平洋高気圧のふちを回り、前線に向けて流れ込む暖気流と、台風16号からの水蒸気の補給により、大気の状態が不安定になった。6日未明から、この暖気流が高知県西南部の非常に狭い範囲に収束しながら流入し、「湿舌」と呼ばれる現象が起こり、6日未明から早朝にかけ、強い雨雲が次々と発生し、雷を伴った激しい雨が降り続いた。
 5日からの降水量は、大月町(高知県弘見観測所)で総雨量577mm、24時間雨量520mm、時間最大雨量110mm、三原村(高知県三原観測所)で総雨量499mm、24時間雨量430mm、時間最大雨量85mmを観測するなど、記録的な大雨となった。
 天気図 


天気図
気象衛星ひまわりの画像

気象衛星ひまわりの画像
短時間雨量メッシュ

短時間雨量メッシュ

「総雨量等雨量線図」

総雨量等雨量線図
平成13年9月5日〜7日にかけての総雨量よる等雨量線図
※下の番号に対応

(1) 三原観測局雨量データ
三原観測局雨量データ

(2) 弘見観測局雨量データ
弘見観測局雨量データ

(3) 下ノ加江観測局雨量データ
下ノ加江観測局雨量データ

1.気象概況 2.出水状況 3.被害状況

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